去年1年間の全国の交通事故による死亡者数が8年ぶりに増加に転じ、2678人だったことが警察庁の統計で分かりました。新型コロナが5類に移行し社会活動が活発化したことが要因とみられます。
警察庁によりますと、去年1年の全国の交通事故による死亡者数は過去最少となった去年の2610人から68人増加し、2678人となりました。
死亡者数は2015年から減少を続けてきましたが、8年ぶりの増加となりました。
警察庁は新型コロナが5類に移行したことで社会活動が活発化したことが要因とみています。
都道府県別の死者数は大阪が去年に続き148人で全国ワーストとなり、次いで愛知が145人、東京が136人となりました。
最も少なかったのは佐賀県の13人でした。
この統計を受けて、松村祥史国家公安委員長は「歩行者の安全確保、飲酒運転などの悪質・危険な交通違反の取り締まりなどをこれまで以上に強力に推進するよう警察を指導していく」としました。
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