震度7観測後に地震計6つからデータ届かず 潮位計でも 大津波の詳細は不明 気象庁[2024/01/04 19:39]

 能登半島地震の後、4日午後の時点で石川県内の6カ所の地震計と3カ所の潮位計からデータが届かなくなっていることが分かりました。

 気象庁によりますと、4日午後の時点でデータが届かなくなっている地震計は珠洲市三崎町、能登町松波、能登町柳田、輪島市門前町走出、宝達志水町今浜、志賀町香能の6カ所です。

 一部ではデータが届くこともありますが、停電や通信環境の悪化で不安定な状態が続いています。

 また、同様に海面の高さを測る潮位計でも輪島市輪島と輪島港、珠洲市長橋の3カ所でデータが届かなくなりました。

 このため大津波警報が出た際には輪島港で1.2メートル以上の津波が観測されましたが、当時の詳しい状況は分からないままになっています。

 気象庁の担当者は「現地のインフラ環境が不安定なことや現地を訪ねるのが難しいこともあり、原因究明や復旧のめどは立っていない」としています。

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