大規模火災の輪島市 一斉捜索2日目 能登半島地震 死者203人、安否不明68人[2024/01/10 11:50]

 能登半島で最大震度7を記録した地震から10日で9日目です。石川県によりますと、死者は203人、安否不明者は68人となっています。大規模な火災が発生した「輪島朝市」では9日に引き続き、10日も警察や消防などによる大規模な捜索が行われています。石川県輪島市から報告です。

 (小原隆史記者報告)
 輪島市内には大雨警報が出ていて、先ほどまでかなりの雨が降っていましたが、今は少し落ち着きました。しかし、肌を刺すような冷たい風が吹いています。

 火事のあった現場では、警察と消防・自衛隊による大規模な安否不明者の捜索が進められています。おそらく300人くらい参加されていると思われます。

 取材中に、こちらに住んでいた友人の安否が分かっていないと、心配で見にくる近所の人の姿がありました。

 火の手は初めは小さかったそうですが、断水で消火栓が使えなかったこともあり、消すことができなかったということで、変わり果てたを街並みを前に、火事が憎いとおっしゃっていました。

 9日は遺体が運び出されるような様子も見受けられ、火事さえなければ助かった命があったかもしれないと強く感じました。

 輪島市ではまだ43人が安否不明です。懸命な捜索は日没まで続けられます。

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