【能登半島地震】被災地で急性呼吸器感染症と消化器感染症の患者が計110人 厚労省[2024/01/10 19:51]
能登半島地震の被災地で急性呼吸器感染症と消化器感染症を合わせて110人の患者の報告があったことが分かりました。厚生労働省は避難所などでの可能な範囲での感染症対策を呼び掛けています。
厚労省によりますと、能登半島地震の被災地で9日までに急性呼吸器感染症で約70人、消化器感染症で約40人の患者が報告されたということです。
一般的に急性呼吸器感染症には新型コロナウイルスやインフルエンザなどが含まれ、消化器感染症にはノロウイルスなどが含まれます。
担当者は「救護班の数や診療件数などに左右されるため、多い少ないの評価はできない」としています。
被災地では広い範囲で断水が続いていて、衛生環境の悪化などが懸念されています。
避難所での集団生活が長期化すると感染症のリスクも高まります。
厚労省は避難所などでのせきエチケットや手洗い、うがい、換気など可能な範囲での感染症対策を呼び掛けています。