被災地で薬不足の中 移動式薬局が活躍 石川・珠洲市【能登半島地震】[2024/01/11 23:00]

 能登半島地震の影響で被災地では薬が不足するなか、移動式の薬局が避難所を訪れ、体調を壊した患者に直接、薬を提供しました。

 石川県珠洲市の正院小学校を訪れたのは、店舗の薬局のように薬の処方に必要な機材が備えられた移動式の薬局「モバイルファーマシー」です。

 避難所では、栄養バランスの低下や寒さの影響で体調を崩す人が増えているほか、普段飲んでいる薬が切れてしまっている人もいて薬不足が問題となっています。

 災害医療チームの医師が問診し、処方箋をもとに薬剤師が調剤し、その場で患者に薬を手渡します。

岐阜薬科大学 林秀樹教授
「高齢者の方が多いのですが、特に避難所生活で体調を崩された方の風邪のような症状や、水分を取らない方が多くて便秘の症状の方が増えています。この車があることで被災者の方に薬と一緒に安心を届けられればと思っています」

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