現場騒然!新潟で取材中にクマ目撃 “空き家”に潜伏?厳重装備の警官 現場を捜索[2024/01/12 19:45]

■現場騒然! 取材中にクマ目撃

自宅に子グマが出没 平山幸一さん(65)
「雪が少ないから冬眠しない。これがクマの足跡」

 住宅の庭に積もった雪の上にクマの足跡がくっきりと。12日朝、新潟県新発田市の自宅に子グマが出没したという平山さん。その取材中に…。

子グマを目撃した運転手
「子グマがいます!今そこ。ここから下に降りていった」

 取材班の運転手が目の前の道路を横切る子グマを目撃。

子グマを目撃した運転手
「(Q.どっちですか?)看板がある黄色いポールのすぐそこを降りていった。子グマが左から来て、道路を横切って下に降りていった」「(Q.子グマでした?)子グマでした」

自宅に子グマが出没 平山幸一さん
「朝も子グマだった。まだこの辺にいるはず。今、見たんだから」「(Q.連絡した方がいいですか?)今、目撃したから猟友会に連絡…区長に電話します」

 クマと遭遇する危険があるため、車の中へ避難します。

子グマを目撃した運転手
「犬かと思ったけどクマでした」

 新発田市役所に通報します。

自宅に子グマが出没 平山幸一さん
「今また目撃情報。目の前にクマが通るのを見た人がいるから」「(Q.大きさは?)子グマ」「(Q.50センチくらい?)小さい」

 住宅に子グマが出没したのは12日午前7時38分ごろ。その後、運転手が道路を横切る子グマを目撃したのは午前10時15分ごろです。車の前方に設置されたドライブレコーダーを確認すると、横切ったのは画面の左側のためクマの姿は映っていませんでした。

子グマを目撃した運転手
「右におりていった。この辺りから」

自宅に子グマが出没 平山幸一さん
「あそこの柿の木にドラム缶の罠がある。あれがクマの罠」

■厳重装備の警官 現場を捜索

 クマ用の罠が設置されています。通報から約10分後、警察官が現場に到着。

猟友会
「捕まえる道具もさすまたか何か用意しないと」
警察官
「檻(おり)とか全部」
猟友会
「用意してもらわないとできない」
警察官
「外に出た様子はなくここにいる?」
猟友会
「ここに入っているんじゃないか」

 現場に緊張が走ります。厳重な装備の警察官が捜索へ。空き家の周りは草木が生い茂っていて、子グマが潜んでいる恐れが…。遭遇する危険が高まります。

猟友会
「ここにドングリ落ちている」
警察官
「本当だ」
猟友会
「これ全部、葉っぱをよけて割って食っている。まだ、いっぱい落ちているから、また来る可能性はある」

 1時間ほど捜索を続けましたが、子グマの姿は確認できませんでした。

猟友会の会長 岩山豊さん
「(Q.あす以降も来る可能性は?)あすというか、きょうの夜またどこかで雪が降る前に多分、餌(えさ)を食べる。多分、夜に動く。腹を減らしている」

 新発田市は12日、クマの罠を稼働させる許可を出しました。13日以降、猟友会が罠を設置する予定です。

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