アマゾンフレックスのドライバーが団交申し入れ 「評価・報酬の決定システム開示を」[2024/01/16 22:38]

 インターネット通販大手「アマゾン」の配達を行う男性ドライバーが「アマゾン」側に労働環境の改善や評価システムの開示などを求めて団体交渉を申し入れました。

 アマゾンフレックスで働く宮城県の20代の男性ドライバーは16日、労働組合を結成して「アマゾン」側に対し評価や報酬を決めるシステムの開示と労働環境の改善を求めて団体交渉を申し入れました。

 アマゾンフレックスはスマートフォンのアプリを使って仕事を受注し、個人事業主として一定の労働時間内でアマゾンの配送業務を行います。

 男性は申し入れ後に会見を行い、1時間に20から30個近い配送指定があり、配送できない場合評価が下がるため、過酷な労働状況を強いられていると訴えました。

 また、個人の仕事の評価や積み荷の量、報酬を決める基準や仕組みが明らかでないためドライバーが仕事の見通しを立てることができず、経済的に極めて不安定な状況にあるとしてアマゾン側に開示を求めたということです。

 ほかに、荷物の量に適正な上限を定めることや報酬の引き上げ、労災保険に加入する際の費用の会社負担などを求めています。

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