【速報】第170回芥川賞に九段理江さんの「東京都同情塔」[2024/01/17 18:04]

 第170回芥川賞が発表され、九段理江さんの「東京都同情塔」が選ばれました。

 芥川賞に決まった「東京都同情塔」はザハ・ハディドが設計した新国立競技場が建設され、犯罪者には同情すべきという考えが浸透している世界線の東京が舞台です。

 この社会に違和感を覚える女性建築家の主人公を通して、あったはずの別の未来と現実の社会がリンクする物語です。

 作者の九段理江さんは埼玉県生まれの33歳です。

 九段さんは2021年に「悪い音楽」で文學界新人賞を受賞し、デビューしました。芥川賞は2回目のノミネートでの受賞となりました。

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