能登地方にも今季“最強寒波” 品不足に拍車?「物流止まる恐れ」[2024/01/23 17:46]

 列島に今シーズン一番の寒波が襲来し、被災地でも積雪が急増する恐れがあります。西日本では雪が強まり、すでに大雪警報が発表されています。

■銀世界の小倉城 九州でも積雪

 西日本も白く染まりつつあります。

 北九州では横殴りの雪が吹き付け、小倉城も白くかすみ始めます。空港を映したカメラも、あっという間に視界が悪くなります。“今季最強寒波”を前に、九州でも雪が降り始めました。

熊本市民
「寒い。初めて、こんなに寒いのは」

■「かなり厳しい」復旧にも支障か

 被災地には過酷な雪です。まだ断水や停電も続く石川県輪島市内。支援に訪れた大阪市の職員は不安を口にします。

支援に訪れた大阪市の職員
「警報級の大雪ということで、これから避難している人もかなり厳しい環境になると思う。すごく不安定な道に雪が積もると、物流も含めて支援にかなり支障が出るのではと」

■品不足に拍車?「物流止まる恐れ」

 23日午後になり、被災地は雪が強まります。石川県七尾市にあるホームセンター。夜から警報級の大雪も予想され、寒波への備えが進んでいます。


「今まで避難していて、今から自宅に帰る。寒さ対策はカイロ」

ロッキー七尾店 山田圭吾店長
「今、一番売れているのは貯水するタンクやブルーシート。(例年の)20、30倍。少し屋根が崩れたので掛けるという人や、この雪が始まってから前準備として使う人もいる」

 “復旧半ば”で迎える寒波。物流は8割ほど戻ってはいるものの、断水が続く被災地ではポリタンクなどの品不足は続きます。

ロッキー七尾店 山田圭吾店長
「雪で補修されている場所が分からなくて、事故などもあるので、それで物流が止まってしまう恐れもある」

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