能登地震 震源域以外でも津波発生か「富山湾に“海底地すべり群”」[2024/01/28 12:23]

 能登半島地震で日本海側を襲った津波について、専門家は発生源は半島の北の震源域だけではなく、「複数の地すべりでも発生した」と指摘しました。

 元日の津波を巡っては、富山市での観測が「揺れから3分後」と早く、震源域とは別の発生源が近くにあったと指摘されています。

 その後に海上保安庁が見つけた富山湾の「海底地すべり」の跡について、津波の専門家が分析しました。

東北学院大学 柳澤英明准教授
「(津波の発生源)全体の中のひとつではあると思う。ひとつの場所(の地すべり)だけでは説明できない。複数の地すべりを仮定することで今回の記録を説明できる」

 柳澤准教授は数キロにわたる複数の地すべりが見つかったもの以外にも起きていて、津波を発生させた可能性を指摘しています。

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