「レイシャル・プロファイリング」は憲法違反として男性3人が国などを提訴[2024/01/29 20:21]

 人種や肌の色などを理由に職務質問を受けたのは憲法に違反しているとして、男性3人が国などに合わせて990万円の損害賠償を求めて裁判を起こしました。

 外国出身で現在は日本国籍や永住権を持つ男性3人は、人種や肌の色などを理由に職務質問を受けたのは人種差別で「法の下の平等」を定める憲法に違反するとして、国や東京都、愛知県に対し合わせて990万円の損害賠償を求めて裁判を起こしました。

 訴状などによりますと、原告の1人はおよそ10年間で15回ほどの職務質問を受けたと主張しています。

 原告の代理人によりますと、人種などの外見を理由に捜査対象を選別する「レイシャル・プロファイリング」の違法性を問う裁判は初めてとみられます。

こちらも読まれています