被災地で初の仮設住宅 輪島市に間もなく完成 あす発生から1カ月[2024/01/31 12:04]

 能登半島地震の発生から来月1日で1カ月です。石川県輪島市では、被災地で初となる仮設住宅18戸がまもなく完成する見込みです。

 (渡邊萌々香記者報告)
 仮設住宅は3週間ほど前に建設が始まりました。来月1日の被災者の受け入れに向けて、最終段階の調整が進んでいます。

 見た目はトレーラーハウスのような作りですが、間取りは2LDKほどになっています。

 室内は天井や壁など木の温もりを感じられる内装になっています。

 また、ゆっくりとお風呂につかることができる浴槽もあり、パネルヒーターなど暖房設備も完備されています。

 ただ、仮設住宅が建設されている場所は海のすぐそばにあり、仮設住宅が建てられる場所は地震の影響で限られています。

 津波で浸水が予想されるエリアに立てざるを得ません。

 建設中にこの場所を訪れた被災者は、海の間近であることを見て、「大きな地震が来てしまったら、また被災してしまうのではないか」と不安も口にしていました。

 31日は完成した後、県による安全性の検査を経て、輪島市に引き渡されるということです。

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