フロントガラス突き破り運転手重体 高速道路で飛来物 車を直撃[2024/02/01 18:45]

 飛来物が車を直撃。フロントガラスを突き破り、運転手が意識不明です。

■フロントガラス突き破り 運転手重体

 1日午前8時すぎ、岐阜県大垣市の名神高速道路下りで走っていた車に飛んできたものが衝突し、フロントガラスを突き破りました。運転していた会社員の男性(48)が頭の骨を折るなどし、意識不明の重体です。

 当たったものについて、男性の同僚は…。

同乗していた同僚
「トラックからビンのようなものが落下して衝突した」

 フロントガラスを突き破ったのはビンのようなものだと通報しています。ビンとみられるものの勢いはすさまじく、後ろの窓ガラスも割れました。

 ガラス同士が当たったとして、なぜフロントガラスの方が割れたのでしょうか。事故の専門家は…。

交通事故鑑定人 熊谷宗徳さん
「フロントガラスは普通のガラスと違って強化ガラスだが、逆にビンより割れやすい。人と当たっても(破片が)突き刺さらないような、割れやすくて破片にならないような設計になっている。くずになるよう、わざとそういうガラスにしている。(車の速度が)60キロを超えると突き破る可能性が大きくなる」

 当たったのがトラックが落としたものだった場合、どのような罪に問われるのでしょうか。

交通事故鑑定人 熊谷宗徳さん
「一般道路と高速道路の積載物落下では若干、罪が違っていて、高速道路の方が若干、重くなっている。(高速道路では)貨物が転落飛散しないための措置を講じなければいけなくて、違反した場合は3カ月以下の懲役または5万円以下の罰金」

 警察は飛んできたものを探すなど、事故の原因を調べています。

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