「1カ月ぶりの会話うれしい」 被災店舗が屋台村で食事提供 断水長引く七尾市[2024/02/02 12:17]
断水が長引く石川県七尾市では、被災した店が食事を提供する屋台村が開かれています。
(佐藤彩加アナウンサー報告)
「能登屋台村」と題したイベントは、2日午後から始まりキッチンカーも含め、10店舗が軒を連ねています。
チキンにおでんなど、おいしそうな香りが漂っています。出店している飲食店の皆さん、店が被災して営業することができなくなってしまった皆さんです。
こうした店を応援しようと地元のイベント会社が企画しました。
ただ、大変なのは現在も続いている断水です。
調理する際には、魚をさばくなどの際にも支援団体から提供を受けた水を活用しするなどをして、調理に工夫をしています。
出店している喫茶店の人は店が地震で全壊してしまったそうです。
話を伺ったところ、「お客さんとの会話が生きがいだったので、1カ月ぶりにこういう場ができてうれしい」と話していました。
会場には近くの避難所からも多くの人が訪れています。
温かい食事が長引く避難生活の疲れた人々の心を温めています。