日航機乗務員の証言全容判明 羽田・航空機衝突事故から1カ月[2024/02/02 11:56]

 羽田空港での航空機衝突事故から2日で1カ月です。ANNの取材で乗務員への聞き取りの全容が判明し、当時の機内の様子が明らかになりました。

 先月2日、羽田空港で日本航空と海保の航空機が衝突し、海保機側の機長以外の5人が死亡しました。

 日本航空の聞き取りは、パイロットと客室乗務員12人全員に行われました。

 パイロットは「管制官からクリア・トゥ・ランドを受領し、復唱した」、その後に事故が起きたと話しました。

 客室の中央では、両側2つの扉の外で火災が発生しました。

 担当の客室乗務員は、煙が発生し「鼻と口を覆うよう大声で指示を出した」後に前方の扉へと移動して脱出したと説明しています。

 後方の担当者は、「操縦室にインターホンで緊急連絡を試みたが、システムが機能せず連絡ができなかった」「パニックを起こしている客を大声で制止した」ということです。

 後方の右側の扉は機体の外で火災が発生していたため、左側の扉から脱出しました。

 最終的に機長が全員の退避を確認し、衝突からおよそ18分後に脱出しました。

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