被災地で絵を描く画家「震災を記録したい」[2024/02/04 06:21]
復旧作業が続くなか、能登半島で被災の記録を「絵」で残そうとしている画家がいます。
キャンバスに描かれた1枚の絵。輪島市で倒壊したビルを描いたものです。
画家の鈴木誠さんは、東日本大震災や熊本地震でも被災地を描き、各地で絵画展を開くなどしてきました。
画家 鈴木誠さん
「被災の記録用の絵を描いている。これだけのビルが倒壊するのは熊本でも東日本でも見なかった光景なので、これは描かなくてはなと」
他にも大規模な火災が起きた輪島市の朝市通りや七尾市の和倉温泉の絵を描き終えました。
画家 鈴木誠さん
「見てもらうことを伴って初めて記録としての価値が出てくる。図書館とか小中学校とかに置いてもらえれば学習に使ってもらえるかと」
車中泊を続けながら「絵」という形で今回の地震を後世に残そうとしています。