【速報】仲邑女流棋聖は防衛ならず 上野梨紗二段が初タイトル獲得「とてもうれしい」[2024/02/05 15:12]

 囲碁の女流棋聖戦の最終局で上野梨紗二段(17)が仲邑菫女流棋聖(14)に勝ち、17歳7カ月で初のタイトルを獲得し、「とてもうれしい」と喜びを語りました。また、来月に韓国に移籍する仲邑女流棋聖とは国際大会で戦いたいと話しました。

上野梨紗二段
「(同期の仲邑女流棋聖は)すごい強敵だったのでずっと自信がなかったんですけど、今回タイトルを取ることができてびっくりしているのと、とてもうれしい気持ちです」

 女流棋聖戦三番勝負の最終局は東京・千代田区の日本棋院で5日午後1時から始まりました。

 史上初の10代同士のタイトル戦は第2局で仲邑女流棋聖に公式戦8戦目で初めての勝利し、勢いに乗った上野二段が最終局も勝利し、初めてのタイトルを獲得しました。

 上野二段は17歳7カ月で史上5番目の若さでのタイトル獲得です。

 また、姉の上野愛咲美女流名人と合わせて1986年以来、約37年ぶりの姉妹での同時期タイトル保持となりました。

 一方、来月に韓国移籍を控えている仲邑女流棋聖は国内最後のタイトル戦を防衛して有終の美で飾ることはできませんでした。

仲邑菫女流棋聖
「全体的に難しかった。韓国ではもっともっと努力して応援して下さっている方々に恩返しできるように頑張ります」

上野梨紗二段
「国際棋戦で私は日本代表として、菫ちゃんは韓国代表として上の舞台で対戦できたらとてもうれしいなと思っています」

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