予報士のつぶやき 本命のバレンタイン暖気[2024/02/09 12:52]

・暖冬なのに雪や厳しい寒さ

今週は関東甲信の大雪から始まり、週末にかけても冬らしい寒さが続いています。

寒さや雪は体へのインパクトが強いので一時的でも

「暖冬なのに」

と、天気の仕事をしている私でも思ってしまいます。

ただ、暖冬というのは数カ月のトータルの気象状況です。
一時的な寒さや雪はあまり関係ありません。

そんな忘れかけていた暖冬が来週、本気を出します。

・バレンタイン暖気

全国的に季節外れの高温となるとして、気象庁も早期天候情報を出して注意を呼び掛けています。

2月14日ごろから、この時期としては10年に一度の高温になるため、積雪の多い地域はなだれや落雪、融雪災害に注意が必要です。

2月14日といえば、そうです、バレンタインデーです。

14(水)東京の予想最高気温は19℃

バレンタインにここまでの高温になるのは8年ぶりのこと!

チョコレートは17℃以上でとけやすくなるといわれていますので、思いを込めたお菓子は保冷材などで冷やしておいたほうがよさそうですね。

・桜に影響も
季節外れの暖かさはバレンタインデーだけでは終わりません。

最新の1カ月予報をみても3月上旬にかけて平年より気温が高い日が多くなる予想です。

そこで影響が出てくるのは桜の開花。
ソメイヨシノの開花予想が早まってきているのです。

ウェザーマップがきのう8(木)発表した予想では

東京の桜の開花は3月17日

前回の予想より3日も早まっています。

やはり、この先の高温が予想に影響しているとのこと。

今年は新型コロナが5類に移行後初めてのお花見シーズンです。

旅行やお花見は各気象会社の予想を見て、慎重に計画したほうがよさそうです。

ひと昔前の感覚でお花見の予定を立てると時期がずれてしまうかもしれませんよ!

テレビ朝日 気象デスク 佐藤圭一

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