奥能登の伝統行事 「あえのこと」で豊作願う[2024/02/10 05:51]

 能登半島地震で大きな被害を受けた石川県輪島市で「田の神様」に今年1年の豊作を願う伝統行事「あえのこと」が行われました。

川口喜仙さん
「正月早々に大地震、田の神様も経験されたと思います」

 「あえのこと」は、奥能登の農家が「田の神様」をまつり、感謝を捧げる伝統行事で、ユネスコの無形文化遺産や国の重要無形民俗文化財に登録されています。

 輪島市白米町では、川口喜仙さんが普段と違い簡素な御膳と普段着で「あえのこと」を行いました。

川口喜仙さん
「神様には申し訳ないと思いますが、この状態ですし、残念ではありますけど、やむを得ないと思います」

 川口さんは来月9日に改めて「あえのこと」を行い、田の神様を田んぼに送り出す予定です。

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