男女比『98:2』足りないバス運転手…女性の採用強化に向け“新たな一手”[2024/02/12 23:30]

厳しい運転手不足が続く、バス業界で新たな取り組みが始まりました。

◆足りないバス運転手“新たな一手”

統計によると、その女性比率は、わずか2%弱。男女比「98:2」という、極端に“いびつ”な構図です。こうした比率を見つめ直そうと、12日から、首都圏や関西の女性専用車両で、ある動画の公開が始まりました。

藤本美貴さん
「女性の仕事に『バス運転手』という選択肢があるのを、ご存じですか」

女性バス運転手
「私たちが選んだ理由はコレです!」

藤本美貴さん
「女性でもバス運転手になれるんです!」

仕掛けたのは、女性採用の活性化などに取り組む、団体です。

女性バス運転手協会 中嶋美恵代表理事
「女性が10年以上、バスの運転手として在籍していないエリアにお住まいの方だと、女性が運転手をできることすらイメージにないというか、分からない。ゆくゆくは応募してほしい。『バスの運転手になろう』と。どこかのバス会社に応募をしてほしい」

そして撮影の日。バスの運転手が、2万人以上、足りなくなるとも言われる“2024年問題”を目前に、集まったのは現役の運転手たちでした。

藤本美貴さん
「そもそも、バスの運転って女性には難しくないんですかね」

女性バス運転手
「全然、大丈夫です。ハンドルもギアも、普通乗用車と同じくらい軽いし、問題ないですよ」
「私も、女性だからと、不利を感じることはないです」

藤本美貴さん
「そうなんですね。今のバスって、すごいんですね。私でも運転できちゃいます?」

女性バス運転手
「できちゃいます」

女性バス運転手協会 中嶋美恵代表理事
「海外へ行くと男女比が5:5で、20代〜50代もまんべんなくいる国は珍しくない。職業の構造を変えることを今からでもやっていかないと、バス運転手不足というのは解消できないのかなと。興味を持っていただけるといいなと思います」


◆女性の採用強化…環境整備は

女性運転手の拡充。受け入れる側の対応も欠かせません。この日、視察に訪れたのは、北陸や近畿に展開する、バス会社『西日本JRバス』の営業所です。この営業所の運転手は今、全員男性ですが、女性専用の仮眠室やシャワー室など、施設をやりくりして整備してきました。

女性バス運転手協会 中嶋美恵代表理事
「女性専用エリアを作った時に、女性の意見は入っていますか。例えば女性の事務員の方とか」

西日本JRバス京都営業所 藤本晶義所長
「多少の意見は聞けていると思いますけど、全てを網羅できてるかと言われると、多分できてない」

女性バス運転手協会 中嶋美恵代表理事
「これだと髪を結んだり化粧直したりするところがない」

視察を終えて…。

西日本JRバス京都営業所藤本晶義所長
「鏡の前でゆったりできる。そういったところがないと、身だしなみは整えられないと思いますので。『痛いなぁ』と思って聞いてました」

西日本JRバス総務部 堀越一輝主任
「男性だから女性だからというわけではないですけれども、多様な人材が活躍できることは採用競争力が上がるきっかけにもなる。社員が安心して働けることが、サービスや安心の向上になると思う。お客様につながると思ってやっている」

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