能登地震 珠洲市の漁港で津波3メートル以上の高さまで到達 研究者らが調査[2024/02/14 20:16]

 津波の被害を受けた石川県珠洲市で地質学者らが現地調査を行っていて、狼煙漁港では約3メートル20センチの高さまで津波が到達したことが分かりました。

 大分大学の岩佐佳哉助教ら日本地理学会の研究者4人が14日朝、狼煙漁港に入り、津波が到達した高さを示す「遡上高」の調査を行いました。

 衛星を利用した測量や現地の海面の高さなどから計算したところ、津波は港の周囲で約3メートル20センチの高さまで到達したことが確認されました。

大分大学 岩佐佳哉助教
「面的に遡上高をしっかりと細かい密度で測っていく。能登半島の事例ですが、それが他の県に住んでいる人たちの防災対策に当然つながっていきますので、そういったことを明らかにしていく、防災対策につなげていく」

 研究者らは今後、数日かけて県内で津波の被害があった場所を回ることにしています。

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