能登半島地震で被災の病院 CFで支援求め再開目指す[2024/02/15 06:40]

 能登半島地震で被災し休診している石川県能登町の病院は、再建に向けてクラウドファンディングで支援を呼び掛けています。

 1982年に開院した柳田温泉病院は、地震で甚大な被害を受けました。

柳田温泉病院 野村事務長
「裏の浄化槽への配管が通っている地盤が完全に沈下していて、2〜3メートルほど崩れていて、配管はすべて寸断された状態」

 町の罹災(りさい)証明で全壊判定を受けたことから、閉院も検討されました。

野村事務長
「高齢者の多い能登の地域には必ず必要となる医療機関であり、『ぜひ再建していただきたい』という声もあるなかで、理事長が再建しましょうという声を上げ、再建に向けて今、動いています」

 病院は、クラウドファンディングを始め、目標金額の5000万円に対して、これまでに2000万円ほどが集まっています。

 一方で、全職員の3割にあたるおよそ40人が退職、あるいは退職の意思を示していますが、病院はできるだけ早い再開を目指します。

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