能登半島地震 輪島港「海底土砂」除去工事始まる[2024/02/17 05:53]

 能登半島地震の影響で海底が隆起し、漁船が移動できなくなった輪島港では、16日から隆起した海底の土砂を取り除く工事が始まりました。

 石川県などによりますと、輪島港の水深は地震前、3メートルから4メートルありましたが、今回の地震で海底が最大2メートル隆起しました。

 この影響で船が座礁する可能性があり、約200隻の漁船が今も港から動かせない状況です。

 国土交通省北陸地方整備局は、16日から船を移動させるための水深を確保するために海底の土砂を取り除く工事を始めました。作業は17日も行われる予定です。

 また、七尾市では地震からの復興を急ぐため、国土交通省による「能登復興事務所」が設置されました。

 地震で被害を受けた能越自動車道や国道249号の道路など、インフラの本格的な復旧作業を進めるため、16人の職員が配置されます。

 能登復興事務所は現地での調査や工事の拠点になるほか、施工業者との打ち合わせ場所などに使われます。

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