「芸能活動に致命的な負の影響」松本人志さん側が名誉毀損訴訟の訴状で主張[2024/02/19 20:30]

 週刊誌の記事で名誉を毀損されたとして損害賠償などを求めている松本人志さん側が記事について「芸能活動に致命的な負の影響を与える」などと訴状で主張していることが分かりました。

 お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志さんは「週刊文春」に掲載された女性に性的な行為を強要したとする記事で名誉を毀損されたとして、発行元の文藝春秋などに対して5億5000万円の損害賠償や訂正記事による名誉回復を求める裁判を起こしています。

 関係者によりますと、松本さん側が記事について「芸能活動に致命的な負の影響を与えることにより、社会的評価を低下させる」などと訴状で主張していることが分かりました。

 また、訴状では「性的行為を強要したという客観的証拠は存在しないにもかかわらず、一方的な供述だけを取り上げて記事として掲載するという極めてずさんな取材活動に基づくものである」と指摘しています。

 そのうえで「多数のテレビ番組出演を休止せざるを得ない状況となり、出演していたCMも放映中止となるなど、筆舌に尽くし難い精神的損害を受けた」としています。

 一方、週刊文春の編集部は「これまでの報道内容には十分に自信を持っています。訴状の中身を精査し、次号の週刊文春でこちらの主張をしっかりとお伝えします」とコメントしています。

 裁判の第1回口頭弁論は来月28日に東京地裁で開かれる予定です。

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