旅館が全焼 焼け跡から遺体 住人の80代男性か　神戸市[2024/02/20 12:00]

　19日夜、神戸市須磨区で旅館が全焼する火事があり、1人の遺体が見つかりました。住人の80代男性とみられています。

　19日午後6時半すぎ、神戸市須磨区西須磨の旅館「須磨観光ハウス」で、近くに住む人から「建物全体が燃えている」と消防に通報がありました。

　火はおよそ4時間後にほぼ消し止められましたが、木造2階建ての旅館およそ1000平方メートルが全焼し、焼け跡から1人の遺体が見つかりました。

　警察によりますと、旅館には経営者の息子夫婦とその父親の80代男性の3人が暮らしていて、息子夫婦は出火当時、外出中でした。

　警察は、遺体が連絡の取れていない80代の父親とみて、身元の確認を急ぐとともに火事の原因を調べています。

　旅館は、神戸市の迎賓館として昭和初期に建てられ、耐震工事のため休館中でした。