『日本版DBS』性犯罪歴照会は刑期後「20年」 現役保育士“加害者には厳しく”[2024/02/22 11:41]

 子どもに関わる仕事に就く人に対して性犯罪歴の有無を確認する「日本版DBS」について、現役の保育士が取材に応じ「被害を受けた子どもの傷は一生癒えない」として実効性のある制度にすべきと訴えました。

ディルーカインターナショナルスクール蒲田校 片岡竜希園長
「性犯罪とか保育士のニュースが流れてくると肩身の狭い思いをしてきた部分があったので、まず2人きりにならない。例えば下腹部とかにけがをした場合は女性が対応する」

 東京・大田区の認可外保育園の園長で保育士の片岡竜希さんは、性犯罪歴の有無を確認する「日本版DBS」の導入には賛成の立場です。

 刑法上は刑を終えて「10年」で「刑は消滅した」とされますが、性犯罪歴の照会期間は禁錮以上の場合、刑の終了から「20年」とする案などが検討されています。

 片岡さんは「性被害を受けた子どもの傷は一生癒えないので、加害者には厳しく対応するべきだ」と強調します。

片岡竜希園長
「堂々と仕事ができるという保育士が入りやすくなるとは思うので、(社会)全体で子どもの性加害をなくしていけたら」

 こども家庭庁は今の国会での法案提出を目指しています。

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