「文化財レスキュー」で保護 被災した神社を後世に[2024/02/24 06:46]

 地震で被災した文化財を後世に伝えるため保護する、「文化財レスキュー」という取り組みが行われています。

 石川県七尾市の金刀比羅神社では、地震で本殿が傾き、撤去が検討されていました。

 しかし、撤去前の調査で、本殿が中能登町にある国の史跡「石動山」から移築されていたことが分かり、国の予算で解体と保存が行われることになりました。

七尾市教育委員会 北林雅康さん
「能登の七尾の歴史を知るうえで大事なものだったので、何とか守りたい」

 「文化財レスキュー」は災害による文化財の散逸を防ぐ目的で始まり、石川県内で少なくとも35件の要望が寄せられているということです。

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