【速報】2023年の出生数約76万人で過去最少 17年連続死亡数が上回る「自然減」 厚労省[2024/02/27 15:46]

 2023年の出生数は8年連続で減少し、約75万8000人で過去最少となりました。死亡数が出生数を上回る「自然減」の状態が17年連続で続いています。

 厚生労働省は外国人も含んだ2023年の人口動態統計の速報値を取りまとめました。

 それによりますと、去年の出生数は75万8631人で過去最少となりました。

 初めて80万人を割った2022年から、さらに5.1%にあたる4万1097人が減り、8年連続で過去最少を更新しています。

 一方、死亡数は3年連続で増加して159万503人となり、過去最多でした。

 出生数と死亡数の差は83万1872人で、過去最大の減少幅となりました。

 2007年以降、17年連続で死亡数が出生数を上回る自然減の状態が続いています。

 また、婚姻件数は戦後最低となる48万9281組で、前の年から約3万組減りました。

 武見厚生労働大臣は「生産労働人口が減少し、経済活動も低迷していく」と危機感を示したうえで、「少子化対策や若者の経済的基盤の強化を図る」と強調しました。

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