地元の風景10万枚以上が中に…能登半島地震で壊れたPCを無償復旧[2024/03/05 23:45]

 能登半島地震で故障したパソコンなどの電子機器を無償で復旧する取り組みが富山県で始まりました。

 能登半島地震で壊れるなどしたパソコンやハードディスクが次々と持ち込まれます。

 高岡市にある富山銀行から電子データが使えず業務再開に影響が出ている企業があると聞きつけたエンジニアたちが無償でデータ復旧にあたっています。

 石川県珠洲市に住むフリーカメラマンの松田咲香さんも復旧を依頼した一人です。

 津波で全壊した自宅兼仕事場からは、泥だらけのハードディスク5つが見つかりました。

 中には地元の祭りや風景が10万枚以上保存されているといいます。

松田咲香さん
「こういう風景あったよねって話せたり、また珠洲に帰ろうねって皆で言えたらいい」

デジタルデータソリューション 熊谷聖司社長
「東日本大震災でもこういった件を数多くやった。今回も我々の技術で1社でも多くのデータが復旧できるんじゃないかと思う」

 事前に申し込みがあった6件の電子機器を3日間かけて復旧にあたります。

こちらも読まれています