税金でなく知恵を使って…訓練費用200万節約 埼玉・消防本部[2024/03/06 19:35]

 1年間に発生する土砂災害が10年前に比べて1.3倍に増えるなか、埼玉県の消防本部が隊員の救助経験不足を補うために資源を有効活用して現場を再現し、訓練を行いました。

 訓練に使われた土は約100トンあり、すべて調達すると200万円以上かかるそうです。

 土の有効活用は広場に積み上がった大量の土を見た職員によるアイデアで、税金ではなく知恵を使って費用を抑えました。

春日部市消防本部 宮地健児高度救助隊長
「どういった土の崩れ方をするのか、きょうのように雨の場合どのような危険要因が発生するのか、身をもって経験することができる」

 春日部市消防本部によりますと、次は取り壊しが決まっている旧庁舎を使って倒壊現場で壁に穴を開ける訓練をする予定です。

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