“民法の規定は違憲”夫婦別姓求め12人が国を提訴「思い真正面から受け止めて」[2024/03/08 13:03]

 夫婦別姓を認めない現在の民法の規定は憲法に違反するとして、男女12人が国を相手取り、損害賠償などを求める裁判を起こしました。

 札幌市や東京都内に住むカップル6組、合わせて12人は夫婦別姓を認めていない民法の規定が「婚姻の自由」を定めた憲法に違反するとして、国に合わせて600万円の損害賠償などを求めています。

原告 黒川とう子さん(仮名)
「この瞬間にも姓を大事にできない、これまで共に生きてきた姓を大事にできないということで苦しんだり困ったり、喪失感を抱いたり色んな人がいる。司法の方には色んな思いを真正面から受け止めてほしい」

 夫婦別姓を巡っては、最高裁がこれまでに2回、民法の規定は「合憲」との判断を示しています。

こちらも読まれています