遺書「いじめとは判断してもらえない…それでも辛く」横浜中2死亡いじめと認定[2024/03/08 21:55]

 4年前に横浜市で自殺した中学2年の女子生徒について、第三者委員会はいじめが原因だとする報告書を公表しました。

教育委員会
「誠に申し訳ございませんでした」

 2020年3月、横浜市に住む中学2年の女子生徒が自殺しました。

 第三者委員会の報告書によりますと、女子生徒は複数の同級生から日常的にニックネームをこそこそ言ってからかわれたり、ごみを捨てに行くと「捨てに行きました」と実況されたりしていたということです。

 女子生徒の代理人弁護士は第三者委員会の報告後、会見を開き、遺書の一部を公開しました。

 「迷惑をかけてしまった皆さん本当にごめんなさい。なぜ死んだかというと、いじめが辛かったからです。世の中の人たちには、いじめと判断してもらえないようなものだと思います。それでも私には辛かった」とつづられていたということです。

 第三者委員会は同級生らの行為をいじめと認定し、自殺の原因になったと結論付けました。

 学校については「いじめに対する組織的な対応がなされていない」と非難し、再発防止策の検討と実行を促しました。

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