被災した輪島塗工房 都内のイベント出展で名産品アピール[2024/03/09 12:21]

 能登半島地震で被災した「輪島塗」の工房などが東京都内のイベントに出展し、石川県の名産品をアピールしています。

 全国の日本酒などを楽しむイベントに参加しているのは、輪島塗の老舗工房「田谷漆器店」です。

 被害を免れた商品のほか、別の工房のものも販売しています。

 地震により、工房は1階部分が押しつぶされる被害に遭いました。

 輪島市では大規模な火災も起き、地元の組合に加入する103の工房のうち13社が焼失、およそ20社が全壊しました。

田谷漆器店 田谷昂大代表
「輪島塗をたくさんの人に届けて生業をしてきた。ここで地震に負けて止まるわけにはいかない。(イベントに)出ない選択肢はなかった」

 主催者からは出展を見送る提案もありましたが、輪島塗の魅力をアピールするために迷いはありませんでした。

 ブースでは、輪島塗のぐい呑みで能登の地酒も楽しめます。


「おいしかった。やっぱり口当たりが全然違う」

 七尾市のカキ小屋や津幡町の酒蔵も出展するこのイベントは13日まで開かれてます。

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