珠洲市に“紙の仮設住宅”建設 避難生活の住民「楽しみ」[2024/03/10 12:06]

 能登半島地震で被災した石川県珠洲市で、ビニールハウスで避難生活を送っている被災者のために、紙の資材を使った仮設住宅が建設されています。

 珠洲市狼煙町の瀬戸たづ子さん(73)は、能登半島地震で自宅が全壊し、ビニールハウスで避難生活を続けています。

 安心できる住まいを提供しようと、支援者や地元住民らが協力し建築家の坂茂さんが設計した紙の資材を使った仮設住宅を建設しています。

 建物の基礎は、砂袋を詰めたビールケースで、柱や梁(はり)には紙の筒が使われています。

瀬戸たづ子さん
「(Q.仮設住宅について)楽しみですね。やっぱりここは怖いですし、夕べも一晩中寒かった。少しでも家に近いような所に住みたいですね」

 仮設住宅は、まもなく完成し引き渡される予定です。

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