全国インフルエンザ患者数4週ぶりに増加 B型への置き換わり進む 厚労省[2024/03/15 15:40]

 インフルエンザの全国の患者報告数は「11.10人」で、4週ぶりに増加に転じました。厚生労働省は「B型への置き換わりが進んでいる」と分析しています。

 厚労省によりますと、4日から10日までの1週間に報告されたインフルエンザの1定点医療機関あたりの患者報告数は全国で「11.10人」で、前の週の「10.17人」から4週ぶりに増加に転じました。

 報告患者の総数は5万4796人です。

 都道府県別では患者報告数が最も多かったのは石川県の「37.10人」で、次いで北海道が「35.01人」でした。

 3141の施設が休校や学年閉鎖になっていて、前の週から約1.5倍に増えています。

 厚労省は「A型からB型への置き換わりが進んでいることが増加の要因の一つ」と分析しています。

 そのうえで、今後は年度末や春休みの時期に入って人の動きが活発になることが予想されるため、引き続き感染防止対策を呼び掛けています。

 一方、新型コロナウイルスの患者報告数は全国で「6.53人」で、5週連続で減少しています。

こちらも読まれています