「ファナック」に97億円の申告漏れ指摘 台湾子会社との取引巡り東京国税局[2024/03/15 19:05]
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産業用ロボットの製造などを行う「ファナック」が東京国税局から約97億円の申告漏れを指摘されたことが分かりました。
関係者によりますと、東京国税局は山梨県忍野村に本社があるファナックに対し、2021年3月までの3年間で約97億円の申告漏れがあったと指摘しました。
追徴課税額は過少申告加算税などを含むと22億円ほどです。
東京国税局はファナックが台湾にある子会社へ売った部品などの価格を一般的な取引よりも安く設定したことで、本来は所得として計上すべき売り上げが子会社に移転され、日本での納税額が少なくなったと判断したとみられます。
ファナックは「当局との見解の相違が解消されないなかで更生処分を受けるに至りました。二重課税の排除を求めるべく法令にのっとり、必要な措置を講じていく予定です」とコメントしています。