市長が“AI答弁” 国産生成AIが作成の原案を基に答弁作成 相模原市議会[2024/03/16 05:54]

 神奈川県の相模原市議会で市長がAI(人工知能)で作成した原案をベースに初めて答弁を行いました。

相模原市 本村賢太郎市長
「(AIの利用は)情報収集や分析など、これまで人が手作業で行っていた業務にも応用できるため、業務全体の効率化につながるものと考えています」

 15日に相模原市議会で行われた市長の答弁は、NECが開発を進める国産生成AIが原案を作成しました。

 市とNECが協力し、過去3年分の議会答弁や行政用語を学習させたということです。

 国産生成AIを使うと、わずか数秒で答弁の原案が作成されます。

 15日の答弁は、この原案に市長と職員が修正を加えたものでした。

 普段は答弁の作成に夜間まで残業する職員もいるため、市は国産生成AIの利用で職員の働き方改革を進め、市民サービスの向上につなげたいとしています。

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