日本原燃の社長が規制委に改めて謝罪 IAEAの監視カメラの電源切れで[2024/03/18 12:31]

 去年1月、青森県の使用済み核燃料再処理工場で核物質監視上の不備が発生した問題で、日本原燃の増田尚宏社長が原子力規制委員会に対して改めて謝罪しました。

日本原燃 増田尚宏社長
「IAEAの信頼を失うことは世界の信頼を失うことであり、当社の事業並びに日本の原子燃料サイクルが継続できなくなることと認識しております。再びこのようなことを起こさぬよう私が先頭に立ち、徹底して再発防止を図って参ります」

 この問題は去年1月、再処理工場でIAEA=国際原子力機関がカメラで監視している部屋の照明が切れ、核燃料の監視活動ができなくなったものです。

 原燃は、この件について去年3月に規制委に報告書を提出したものの、「内容が不十分」と指摘され今年2月に報告書を再提出していました。

 2度目の意見聴取で、増田社長は謝罪したうえで自身が先頭に立ち再発防止を図る考えを示しました。

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