環境省が「PFAS」研究を北大など外部機関に委託へ[2024/03/18 17:20]

 人体に有害な可能性のある有機フッ素化合物「PFAS」について、健康への影響などを明らかにしようと環境省は3つの機関に研究を委託することを明らかにしました。

 有機フッ素化合物のPFASは高濃度だと人体に有害な可能性があるとされ、国の暫定目標値を超えて検出される例が全国の河川などで相次いでいます。

 環境省はこれまで、知見が不十分などとして健康への影響について評価を避けてきましたが、18日、外部の機関に委託する形で今年6月をめどに研究を始めることを明らかにしました。

 担当するのは北海道大学、兵庫医科大学、国立医薬品食品衛生研究所の研究者らです。

 北海道大学では、胎児から10代までの若い世代700人の血液を分析し、PFAS類の濃度と人間の成長とを見比べるといった研究も行うということです。

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