国内初 マダニ媒介の感染症SFTS ヒトからヒトへ感染[2024/03/20 06:40]
マダニにかまれることでかかる感染症「SFTS(重症熱性血小板減少症候群)」の人から人への感染が国内で初めて確認されました。
国立感染症研究所によりますと、SFTSに感染したのは20代の男性医師です。
男性医師は去年4月、SFTSと診断された90代の男性の治療にあたっていました。
その後、男性医師も発熱や下痢などの症状が出たため血液検査を行ったところ、SFTSの感染が確認されました。
90代の男性は死亡しています。
SFTSはマダニを媒介してかかる感染症です。
致死率は3割に上るとされ、有効なワクチンはまだありません。
人から人への感染例は海外では報告されていましたが、国内では初めてです。