東北新幹線のオーバーラン 全車輪が複数回“スリップ” JR東日本[2024/03/20 07:20]
今月、福島県郡山駅で新幹線が500メートルほどオーバーランした運転で、JR東日本は新幹線7両のすべての車輪が複数回、“スリップ”していたと発表しました。
6日、福島県の郡山駅で東北新幹線「つばさ121号」がおよそ520メートルオーバーランしました。
その後のJR東日本の調査で、「つばさ」の車輪すべてでブレーキを掛けても速度が落ちないスリップが複数回あったことが確認されました。
「つばさ」は駅に進入する前、本来より65キロ速い時速145キロで走っていて、運転手が非常ブレーキを掛けるなどしたもののスリップを起こしていました。
最終的にはスリップ時にブレーキが掛かる“滑走防止制御装置”と呼ばれる機能で停止したということです。
JR東日本は、装置などには異常はなかったとしていて、今後、専門機関とブレーキが掛からなかった原因究明を行うということです。