大麻事件の検挙人数は6482人 覚醒剤を初めて上回る 去年1年間の薬物事件 警察庁[2024/03/21 10:51]

 薬物事件で去年、警察に検挙された人数は大麻は6482人、覚醒剤は5914人で、統計を取り始めた1950年代以降、初めて大麻が覚醒剤を上回りました。

 警察庁によりますと、去年、薬物に関する犯罪で警察に検挙された人数は1万3330人でした。

 このうち大麻は6482人、覚醒剤は5914人で統計が始まった1950年代以降、初めて大麻の検挙人数が覚醒剤を上回りました。

 大麻の検挙人数は増加傾向が、覚醒剤は減少傾向が続いています。

 大麻での検挙者は9割近くが40歳未満で特に20代が全体の半分を占めていて、若年層の乱用が近年続いています。

 大麻成分を濃縮させた大麻リキッドや似た成分で作られたグミやチョコレートなどの流通が拡大しているほか、SNS上などで「合法」、「有害では無い」といった誤った情報が絶えず広がっていることが原因とみられています。

 全国の警察はこうした販売や書き込みに対し、削除要請を行うなどして対策を続けています。

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