栃木・那須町の雪崩事故から7年 高校で追悼式 遺族「気持ちは昔に比べて穏やか」[2024/03/23 15:16]

 栃木県那須町で山岳部の高校生ら8人が死亡した雪崩事故から27日で7年になるのを前に、生徒らが通っていた高校で追悼式が行われました。

 2017年3月、栃木県那須町で登山の講習会に参加した県立大田原高校山岳部の生徒7人と男性教師1人が雪崩に巻き込まれて死亡しました。

 大田原高校では、27日で事故から7年になるのを前に追悼式が行われ、遺族らが祈りを捧げました。

 事故を巡っては去年6月、県と県の高体連に2億9000万円余りの賠償を命じた民事訴訟の判決が確定していますが、生徒を引率した教師ら3人に対する刑事責任を問う裁判の判決は5月30日に言い渡される予定です。

亡くなった生徒 奥公輝さんの父親
「3教諭の安全配慮義務というもの、明確になりつつある。(明確に)なったところで判決を迎えるということですので、だんだん気持ちは昔に比べて穏やかに、きょうの日を迎えられたかなと思っています」

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