金与正氏の談話に拉致被害者家族会の横田代表「勇気ある決断を期待」とコメント[2024/03/25 15:24]

 北朝鮮の金与正(キム・ヨジョン)氏が「岸田総理が最近、首脳会談の意向を伝えてきた」などとする談話を公開したことに対し、拉致被害者家族会の横田拓也代表は「金委員長の勇気ある英断を期待する」などとコメントしました。

 金与正氏は25日、朝鮮中央通信を通じて公開した談話で「岸田総理が最近、あるルートを通じ『早期に金正恩総書記と直接会いたい』との意向を伝えてきた」と明らかにしました。

 家族会の横田拓也代表は25日午後、これに対し、「両国が抱える人道問題解決に向けて、金正恩委員長の勇気ある英断を期待する。全拉致被害者の即時一括帰国の要求の水準を下げることは出来ない」などとコメントしました。

 また、拉致被害者・横田めぐみさんの母親・早紀江さんも「失敗しようと『動いていく形』が出来てこないと何も動かない。交渉をしないことには何も動かないし始まらない。少しでも動いていけばと願う。もう本当に時間がないですから」などとコメントを出し、一日も早い日朝首脳会談の実現を訴えました。

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