新型コロナ無料PCR検査393億円の補助金不正申請 これまで102億円交付済み[2024/03/26 17:40]

 新型コロナウイルスの無料PCR検査事業で、都内で検査を行った21の事業者が検査数の水増しなどで393億円を不正に申請していたと東京都が発表しました。

 都は2021年12月末から去年5月まで無症状の都民を対象に無料PCRなどの検査を行った事業者に対して補助金を交付しました。

 都によりますと、検査を行った588の事業者のうち21事業者が検査数を水増しするなどして、補助金393億円を不正に申請していたということです。

 都は一部の事業者にこれまで102億円を交付していますが、事業者からの返還額については明らかにしていません。

 都内で行われた無料PCR検査は944万件で、そのうち135万件が実際には検査をしていないなど不正なものでした。

 都の調査に対して「名前を貸しただけ」と回答する事業者もあったということです。

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