国産「ペロブスカイト太陽電池」来年中の販売目指す[2024/03/28 07:19]

 室内の光でも発電できる次世代太陽電池「ペロブスカイト」の国産品の販売を来年中に始める意向を発明した日本人研究者が明らかにしました。

桐蔭横浜大学 宮坂力教授
「来年中にはフィルム型、これより大面積のものを作りまして、性能が目標に達したところで、BtoBで法人に対して販売したいと思っています。将来的には電気代を大きく下げる効果が絶対あるはずです」

 桐蔭横浜大学の宮坂力特任教授が発明した「ペロブスカイト太陽電池」は現在、普及している太陽電池より軽くて柔軟性があるほか、室内の光などで発電することができ、将来的には製造コストも抑えられることから「次世代の太陽電池」と言われています。

 27日に行われた横浜市と桐蔭学園、住民などが参加したフォーラムでは、日本が世界2位の生産量を誇るヨウ素を原料とした「ペロブスカイト太陽電池」の生かし方などについて話し合われました。

 宮坂教授らは、横浜市の大さん橋で実用化に向けた実証実験を進めています。

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