去年のストーカー規制法違反で禁止命令が出されたのは1963件 過去最多を更新中[2024/03/28 10:55]

 去年、全国でストーカー規制法に基づく付きまといなどの「禁止命令」が出されたのは1963件で、過去最多を更新したことが分かりました。

 警察庁によりますと、去年、ストーカー事案で相談があった件数は前の年から712件増えて1万9843件となりました。

 相談件数は2012年以降、2万件近くで推移しています。

 ストーカー行為を繰り返す加害者に対して付きまといなどを禁じる禁止命令が出されたのは1963件で、過去最多となりました。

 ストーカー規制法が改正されて以降、2017年からは毎年、最多を更新し続けています。

 ストーカーが関連した刑法犯の検挙は1708件で、その内、殺人未遂での検挙が18件、傷害が100件、暴行が146件でした。

 全国の警察は危険度が高い相談者に対しては頻繁に状況を確認することや警察間でも情報共有をするなど対策を進めています。

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