弁護士明かす松本人志さんの“近況” 松本さん訴訟で“初弁論”早期決着は?[2024/03/28 19:50]

 お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志さんが損害賠償などを求めた裁判で、文藝春秋側は全面的に争う姿勢を示しました。

■文春側は全面的に争う姿勢

 松本人志さんが「週刊文春」に掲載された女性に性的な行為を強要したとする記事で名誉を毀損されたとして文藝春秋などに5億5000万円の損害賠償などを求めた裁判。28日の第1回口頭弁論では松本さん本人は出廷せず、5分ほどで閉廷しました。

 裁判では、松本さん側が記事中の「AとBが誰か分からないと認否しようがない」として女性を特定するように求める一方、文藝春秋側は請求の棄却を求めました。

文藝春秋側
「A子さん及びB子さんに対して複数回の取材を重ね、慎重に検討したうえで、原告に対する反対取材等も経て真実と確信したものである」

■松本さん近況「淡々としている」

 28日に弁護士が明かした松本人志さんの現状。「普通に暮らしている。憔悴(しょうすい)しておらず淡々としている」そうです。

 そんななか行われた松本人志さんが文藝春秋を名誉毀損で訴えた裁判。週刊文春の記事では主に都内のホテルでの2つの飲み会でA子さん、B子さんが、それぞれ性被害を受けたというものでした。

松本氏側の訴状から
「A子の“体験”として、原告(松本氏)から、『いきなりキスされ』そうになったこと、『いつの間にか松本は全裸になり、身体を押し付けてくる。A子さんは唖然と佇立するしかなかった』こと、『拒否していると大声で“なぁ!産めへんのか!”』と原告(松本氏)から言われたこと」

 これについて松本さん側は…。

松本氏側の訴状から
「一般読者に対し、原告(松本氏)が、明らかにA子の意思に反して、『無理やり』性的行為に及んだとの事実を認識させるものである」

 そして、こう続けました。

松本氏側の訴状から
「『芸能界の権力者である彼の怒りを買うと、どんな仕事上の報復を受けるか分からず、これまで口を閉ざしてきた子が数多く存在するのです』と記述することにより、一般読者に対し、原告が、『芸能界の権力者である』ことを利用して、A子と『同じ被害』に遭わせた女性が『数多く存在』するとの事実を認識させるものである」

 この記事によって松本さんはテレビ番組の出演やCMが中止になったなどとして、5億5000万円の損害賠償を求めたのでした。

 そして、もう一つ求めたのが謝罪訂正広告。その見出しは「松本人志氏に対するおわび」というものです。電子版では判決確定から6カ月の掲載を求めています。

松本氏側が求めた謝罪広告の内容
「本人らの意思に反して性的行為を強要したかのような記事を掲載しましたが、そのような事実はなく、全て誤りでした」

 また、松本さんは第1回口頭弁論に際し、X(旧ツイッター)などでコメントを出しています。「世間に真実が伝わり、一日も早く、お笑いがしたいです」

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