専門家も首をかしげるホッキ貝の大量漂着 「無限に採れる」軽トラ満載で持ち帰る人も[2024/03/31 23:30]

北海道の海岸に打ち上げられたのはホッキ貝です。
専門家も驚くほど大量だと言います。

■専門家も驚き 海岸に大量のホッキ貝

(坂元優太カメラマン)「こちらの砂浜では、ホッキ貝が大量に打ち上げられています。」
我先にと、ホッキ貝を拾う人々、軽トラの荷台は、ホッキ貝で一杯に…こちらは、トランクにそのままホッキ貝を載せて、一体、なぜこんな事態に…

北海道厚真町の海岸。
(坂元優太カメラマン)「大量のホッキ貝が打ち上げられています。砂浜一面を覆い尽くしています」
数百mに渡って大量のホッキ貝が打ち上げられました。
(地元の人)「こんなにあがることない。」
北海道は「ホッキ貝」の日本有数の産地。サイズが大きく、肉厚なのが特徴で、生の刺身や、炊き込みご飯などが郷土の味として親しまれています。
この日、海岸に打ち上げられたホッキ貝を求めて…
(坂元優太カメラマン)「聞きつけた人たちもたくさん集まってきています。」
ホッキ貝の大きさが7.5cm以上で、手などで採る場合は、北海道の規則に違反しないということで…
(地元の人)「年に何回かのお祭り騒ぎですね。」
次々と軽トラに運び込み、荷台はこの通り、ホッキ貝で一杯に…こちらは、トランクがホッキ貝だらけ。こぼれ落ちたものも拾い上げて…みなさん、大量に持ち帰るようです。
(地元の人)「どうやって食べても美味しいよ。炭でバター焼きするのが一番美味しい。」
自宅から1時間かけて現場に駆け付けた、すずまささんは…
(ホッキ貝をとりに来た すずまささん)「常に打ち上げられている状況で、なくなることはなくて無限に採れました。」
1人では食べきれないということで…
「知り合いの家にまず届けて、その後帰ってからおばあちゃんにおすそ分けに来てました。後は、むき身にして冷凍してという形になりましたね。」

■原因は?専門家「しっかり加熱を」

一体なぜ、大量のホッキ貝が海岸に打ち上げられたのでしょうか…
(ぷらっとみなと市場「ほっき貝資料館」 青谷尚人 事務局長)「これは30年ものぐらいのホッキ貝」
北海道にある「ホッキ貝資料館」の事務局長は…
(ぷらっとみなと市場「ほっき貝資料館」 青谷尚人 事務局長)「春先になると風が強くなるじゃないですか。それから秋口の台風の時とか風の強い時に波が荒くなって、それに押し出されて浜に上がるという形ですね。年に1回とか2回ですよね。今回みたいな量のものは僕も初めて見ました。」
Q.結構ビックリな量ですよね?
「すごいですよね。何があったのかと思いました。その辺は私はよくわからないです。古いものや死んだものは衛生上よくないので、見極めをしていただいて召し上がるときはできればしっかり加熱していただいて食べていただいた方が安全かと思います。」


3月31日『サンデーステーション』より

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