津波警報を注意報に切り替え 気象庁「解除まで海に近づかないで」 沖縄で最大震度4[2024/04/03 12:27]

 気象庁は「注意報に切り替えたが解除までは、海に近付かないで」と引き続き警戒を呼び掛けています。

 (社会部・中尾洋輔記者報告)
 津波警報の発表を受けて気象庁は、会見室で3日午前まで緊急の会見を開いていました。

 その緊急の会見の途中で注意報に切り替えることが発表されましたが、幹部の顔には緊張感がみられました。

地震津波対策 青木重樹企画官
「海岸から離れていただきたいと思います。潮の流れが速い状態が続きますので、注意報が解除されるまで海に入ったり海岸に近付いたりしないようお願い致します」

 気象庁によりますと、午前11時までに沖縄県の与那国島、宮古島、石垣島で最大30センチの津波が観測されました。

 ただ、各地の潮位の状況などから、今後の津波の高さに関しては、最大でも1メートル程度で終わりだろうと判断したことから、これは警報の基準を下回っていて、そのために注意報に切り替えたということです。

 ただ注意報に切り替えたとはいえ、津波はこの後も最大で数十センチ程度の津波が、観測される可能性があるとしています。

 最大で数十センチといいますと、人は流されます。過去の例からは船も転覆しています。

 こうした津波が押し寄せる可能性は引き続き残されています。

 また何度も押し寄せたり、波が重なることによって局所的にさらに高くなる恐れもあるということです。

 そのため気象庁は午前、「津波は繰り返し襲ってくる。潮の流れも速い状況が続くので、注意報の解除まで決して海に近付かないでほしい」と呼び掛けて、引き続き身の安全を確保するよう求めました。

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